
参考:セミナーで「毎月分配型の投信への積み立てが資産形成には優れている」と言われた質問者のかたへ(梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーさん)
参考:投資信託の純資産残高ランキングすべてが毎月分配型という現実(高配当ETFで戦略的インデックス投資日記さん)
今回は毎月分配型投資信託の話題と言うか、基本的な理解についてです。
上記参考記事にもある通り、毎月分配型投資信託は資産形成には向かない商品ではありますが、毎月一定額の分配金がもらえると何となくしっかり利益が出ているような感じがしますよね。たとえ基準価格が下落して含み損となっていても。
大事なこととしては、分配金だけでなく売買損益、梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーさんのところにも書いてある通りインカムゲインとキャピタルゲインのトータルリターンで考えることが大切です。
ここで毎月分配型投信について、図を使って非常にわかりやすくまとめられている「ますいっちと世界分散投資?」さんの記事をご紹介します。
参考:分配金の再投資による口数の増加が複利効果を生むか?元本払戻編(Feb.2014)
参考:分配金の再投資による口数の増加が複利効果を生むか?普通分配編(Mar.2014)
私自身毎月分配型投資信託に対し運用効率が悪い、保有する魅力がよくわからないと思いつつもしっかり体系だって勉強、理解することができていなかったので、図を用いて説明してもらうことで理解が進み勉強になりました。
ちなみに分配金をもらうことにより、それが普通分配金であろうが元本払戻金であろうが資産を売却することによりお金を得るよりも得したように感じるのはメンタルアカウティング(心の会計)と呼ばれるもので、資産を売却せずに得たお金はいいお金と考えてしまうところにあります。
こういった要因があることから、分配金・配当金を重視するあまり本質から目線が外れてしまうことも多々あります。
私自身インカムゲイン生活と称しインカムゲイン重視の姿勢を打ち出してはいるのですが、トータルリターンを意識しながらしっかり運用していきたいものです。
最後に毎月分配型投資信託での分配金生活についてですが、結論から言えば実行可能ではありますが、その投資信託の保有コストやトータルでの運用成績もしっかりチェックしておかないと、はじめのうちは分配金がもらえて生活できていても後々じり貧となる可能性もあるので注意が必要です。
プラス、正直私はあまり頭の回転が早くないので毎月分配型投資信託のように普通元本や元本払戻金を織り交ぜながら運用していくものは、自分の状況をしっかり把握するということができなくなってしまうことから、避けて通りたいなと考えています。
やはり投資はシンプルが一番!自分で理解できる運用を心がけることが大切ですね。 ・アーリーリタイア(セミリタイア)ブログ一覧
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